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家のセカンドオピニオン

新築住宅の工事途中である、上棟後の中間検査(金物検査)をおこなってきました。

木造軸組工法では重要な金物の検査です。一般的には、瑕疵保険の第三者機関が行いますが、お客様が希望されたので第三者の立場で見させていただきました。

事前に平面図や金物の記載がある図面を一式ご提供していただき現場で確認します。適切に金物が取付られているかを見ます。

取付状況は勿論の事、金物を固定するビスの種類や本数、木材の割れや欠けていないか等を確認します。

金物をビスではなく、ボルトとナットで締め付け固定する羽子板ボルトやホールダウン金物なんかも重要で、必ず手で触り締め忘れがないか確認します。

人が作業する事なので、どうしても忘れる事やうっかりミスもあります。今回見て来た現場では、金物はほぼ完璧な状態で施工されていましたが、ナットの締め忘れが5カ所確認できました。

マニュアルや管理体制がしっかりしていても何かしらの不具合が生じます。現場で施工する大工・現場を管理する監督・第三者機関による検査。この三者・三重の体制があっても今回の様な不具合が発生します。

やはり検査は検査での、さらなる第三者の現場検査の必要性を感じます。