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家のセカンドオピニオン

新築住宅のセカンドオピニオンをおこなっています。一般的には、その現場の監督さんがおこなっているものですが、私達のような第三者がおこなう事もあります。

現場が進むにつれて、その工程毎ごとにお客様に代わり現場確認を基本とし、ちゃんと施工されているかを専門的・第三者の立場から検査します。

ウェザータイトという成形品でメーカーより提供されている、個人的にもよく使っている品物です。壁を貫通している配管類には二重三重の止水処理がすごく大切です。固定するブチルテープにも正しい貼り方や、貫通配管も傾斜品を使うとよりベストです。

配線類も壁を貫通するので止水処理が大切です。この様に複数の場合は単にブチルテープだけで済ませてはいけません。線と線の間には隙間ができるので、シーリングを充填したり、更なる止水テープを貼らないといけません。

電話線などを通すさや管のCD管なんかも壁を貫通するので、止水処理が大切です。止水テープの貼り方も管のギザギザなりに手を入れる事が大切です。

ベランダの掃出し窓も見させていただきました。ここのビルダーさんはシーリングを充填していましたので、とてもイイ事だと思いました。

集中豪雨やゲリラ豪雨なんていうのも最近はよく聞きますが、掃出し窓にあっては、その直上に長く伸びた屋根や庇などがあれば大丈夫ですが、短い場合は室内に雨が入ってくる可能性が非常に高いです。

私の現場では、ベランダ防水の後その上にブチルテープとシーリングを併用し成形品を並べ敷き、サッシを取り付けています。成形品は折り返しが付いているので雨が侵入しずらい形になっています。

集中的に降る雨はベランダの床に叩き付けられ跳ね返ります。それが長く続くと、サッシ下の折り返しのツバの間に入り、毛細管現象も相まって雨水が室内に侵入してしまう事があります。

この一手間が少々大変ですが、そんな事よりもとても重要な事です。