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関係ないように見えても実は大切な事

やっと「フルハーネスの修了証」が届きました。一般的に言う、安全帯ですね。講習を受ける前から着用し使っていましたが、仕事上どうしても必要なので休日を利用し、丸1日かけ受講してきました。

「厚生労働省」の関係する政令・省令が一部改正により2019年頃から、特別教育の義務化という事で、高さが2m以上の箇所や一定の作業においてはフルハーネス型の墜落制止用器具を用いなければなりません。現場における作業は、安全第一ですね。

 

フルハーネスは特別教育なので講義と実技を受講し、簡単な試験に合格すれば取得できますが、「危険物の資格」は国家資格なので簡単には取得できません。

当社では塗装工事をご依頼されるお客様が、少なからず居ますので、この危険物の資格というのも建築とは関係ないように見えますが、実はすごく大切です!!

塗装工事において、ほとんどの塗料は危険物なので、工事中に現場内に一時保管されている光景はよく見かけますが、毎日必要量だけを運び込むのが少し面倒なため、作業効率を優先し、現場内に大量に保管するという行為はNGです。法令で定める数量以上を保管する場合、正しい保管方法で保管する必要があります。一時的なものでもあっても、許可申請をせずに法令で定める数量以上を保管した場合、「消防法令違反」となります。

また、塗料等の危険物が無造作に置いてあると、万が一火災が発生した場合に、延焼拡大により作業員が逃げ遅れる場合があり事故につながります。

職人さんは、技能士など腕にかかわる資格を持っていますが、塗料の保管についての知識や認識が低いのが現状です。建設会社や工務店も同じ事です。

材料に関してはメーカーや問屋、大きな専門業者なんかは当然、資格を所持し提供側にいますが、末端の現場でリアルにお客様に接する私達が正しい知識と資格を持って実践するという事は、「工事≑安全」を提供する。であり、

                身近な事で、とても大切な事だと思います。