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DIY その8

断熱材を入れます。種類はたくさんありますが今回は、グラスウールのアクリア ネクスト、熱抵抗値2.8、14K、厚み105ミリをメインに使いました。そんなに隙間がありませんが、がっつり入れ断熱対策はばっちりです。基本、建物の外周に入れますが、お隣の倉庫の壁は既存の漆喰を残しましたので、そこに断熱材を入れると熱抵抗値が混在し、結露をおこしてしまうと思ったので入れませんでした。

壁と天井下地に石膏ボードを貼っていきます。これも種類がたくさんありますが、一般的に使われるGB-Rの3✕6版、t12.5、ベベルエッジを壁にt9.5を天井に使いました。とは言っても貼れる空間が狭いので、まともに貼れる場所は無く、あまり物を切って、サイズもバラバラで大丈夫です。留め付けビスも規格やピッチ(間隔)など厳密には決まりがありますが、ボードが割れない程度に細かく打てば大丈夫です。

しかし大切なのは、耐震診断を生業の一つとしている当社からすると、1つだけ重要な事を言っておかないといけません。それは、内外部の壁や天井の面を、ベニヤや石膏ボードを下地として釘やビスを打ちますが、地震の揺れに対して家が耐えることが出来るのは、これらのものです。構造となる土台や柱、梁も筋交いやあらゆる金物もそうですが、下地として隠れてしまうこれらのものが地震に対しては、とにかく一番重要なのです!!

もう一つ、管理する立場からです。もちろん現場の職人さん達はそれなりの経験や腕をもって、これらの事に取組んでいます。また、新築住宅では必ず中間検査などを、第三者機関に依頼し検査をしています。その現場を担当している方も随時チェックしています。 2重3重の確認体制をとっていても、見落としや未施工や施工不良がたくさん起こっているのが事実あります。逆に法律や規則、仕様や図面通りに作っても問題は起こります。一つの現場に集中して工事できれば良いのですが、皆さん掛け持ちや次の現場の予定など、色々な事情もあります。

資格や経験、すばらしい図面やアイデア、充分な管理体制、厳密なマニュアル、システマチックに進化しただけでは良いものはつくれません。が、しかし勝手ながら自分なりに、それ以外のものをもっている、という自負はあります。

家は、人が人の為にその人の事を想い作り上げるものです。長くなってしまうので、この辺で。。。 このあと仕上げます。