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DIY その1

屋根を先に交換しました。元々はトタン屋根で、サビさびのさび色ですね。台風なんかがくると毎回心配していたので自分で交換してしまいました。今は鉄くずの値段が高いので、高値で売れましたよ。リサイクルは大事です。

業務の合間に時間をみつけ、雨の降らない時にしかできないので効率良く進めるには、まずは下地補強から取っ掛かりました。現状でも垂木は腐ってなく大丈夫でしたが、新しく屋根下地となる構造用合板のサイズに合せるため、補強の意味もあわせ新しいピッチ(間隔)で垂木を入れました。ちなみに今は材木関係の値段が高く、一時期の倍以上しますのでB級品を使いました。正規品は認定のスタンプが押してあります。合板とは木を薄くスライスしたものを接着剤で交互に貼り合わせ圧着したものですが、正規品との違いは表裏の各1枚だけです。中国産がメインらしいですが、B級品は北欧または北方の国のものを使っています。営業的なものに使わないので、全く問題ないです。

通常の順序ではないですが、補強~解体~養生~下地貼り~仕上貼り。合板の間はブチルテープで止水処理しました。仕上の前にルーフィングを貼りますが、ほぼ全ての屋根にこれが使われています。ちゃんと重ね幅をとり、タッカーで留め付けていきます。原油を精製し重油や灯油になったあとの副産物が、アスファルトを含むルーフィングになります。仕上は、アスファルトシングルを使いました。これが一番安いです。一部公共建築物にも使われています。ホームセンターで売っているところもありますね。釘で留め付けていくだけなので簡単です。表面に砂状のものが付いていますが、年数が経つにつれ砂が落ちてきますが、そう簡単には劣化しません。弾力性があるので、ひょう害にも強いです。

一般的な屋根リフォームでは塗装や、現状の上にカバー工法といってかぶせていく方法があり、瓦の場合はやり方が限られてしまいます。これの良い所は改修の仕方が簡単という事です。塗装も新たな材料を上にかぶせるのも簡単で楽だからです。仕上材自体がルーフィングの意味をもっていて、新たな下地材となるからです。また、表現が難しいですが、垂木が棟木より上の場合は必ず、棟換気部材を使用します。屋根裏の溜まった空気を外に逃がすためです。換気部材は、何とか・・ベンツなんて聞きますね。